トラップ型のトレードをする際は、「トラップの値幅はいくら(何銭)がいいのだろう?」「一番稼げる値幅(Pips)はいくら?」など、いろんな疑問が湧いてきます。
私も利益確定の値幅について、迷いが出てきたので、MT4のバックテストを使って検証してみました。
2013年4月7日~2020年3月15日までを検証

豪ドル円が前回最高値を付けた2013年4月7日から、最安値まで下落した2020年3月15日までを検証しました。
画像は週足です。
利益の値幅は10Pips(銭)、20Pips(銭)・・・と10Pips毎に区切り検証。
トラップの幅は10銭(Pips)刻みです。
ロング (1000通貨)
利確幅(銭、Pips) | 利益(円) |
10 | 2,526,300 |
20 | 2,732,200 |
30 | 2,827,500 |
40 | 2,850,800 |
50 | 2,847,000 |
60 | 2,853,000 |
70 | 2,854,600 |
80 | 2,842,400 |
90 | 2,844,900 |
100 | 2,837,000 |
これを見ると一番利益が上がっているのが70銭利確みですね。
ちなみに150銭(Pips)利確にすると2,773,500円、200銭(Pips)利確にすると2,590,000円となりました。利確幅が長けりゃいいというもんではないようです。
下降トレンドの中なので、利益を伸ばすというより、そこそこで利確の方がよいのでしょう。
ショート (1000通貨)
利確幅(銭、Pips) | 利益(円) |
10 | 2,571,217 |
20 | 2,862,971 |
30 | 2,980,174 |
40 | 3,047,745 |
50 | 3,096,648 |
60 | 3,137,428 |
70 | 3,189,768 |
80 | 3,223,910 |
90 | 3,239,957 |
100 | 3,279,137 |
ショートは値幅が大きくなればなるほど、利益が大きくなります。
ちなみに150銭(Pips)利確にすると3,385,156円、200銭(Pips)利確にすると3,398,611円となりました。利確幅が長ければそれに比例して利益も増えています。
そもそもが下降トレンドなので、納得の結果ですね。
ただ、ショートを利確まで長く持つと、当然マイナススワップもそれなりの金額になると思われます。
2013年4月7日から2015年8月23日までを検証

同じく画像は週足です。
2013年4月7日に高値を付けた後、下落、その後もみ合い、2015年8月23日に再度安値を割り込みました。
ロング (1000通貨)
利確幅(銭、Pips) | 利益(円) |
10 | 1,012,500 |
20 | 1,085,600 |
30 | 1,110,000 |
40 | 1,112,800 |
50 | 1,100,500 |
60 | 1,091,400 |
70 | 1,098,300 |
80 | 1,088,000 |
90 | 1,088,100 |
100 | 1,094,000 |
長い目でみると70銭利確が利益が大きかったロングトラップですが、もみ合い相場で見ると40銭利確が一番利益が大きいです。
ショート (1000通貨)
利確幅(銭、Pips) | 利益(円) |
10 | 1,037,100 |
20 | 1,143,400 |
30 | 1,178,100 |
40 | 1,200,000 |
50 | 1,203,500 |
60 | 1,207,800 |
70 | 1,231,300 |
80 | 1,237,600 |
90 | 1,247,400 |
100 | 1,264,000 |
ショートはやはり値幅が大きいほど利益が大きくなっています。
ただ、やはり心配なのはマイナススワップです。
長く持つと利益は伸びるけど、マイナススワップに利益を持っていかれる心配がある。
そのバランスをどう取るか。
結論
今まで50銭(Pips)利確としていましたが、来週からはショート、ロング共に40銭(Pips)利確でいこうと思います。
小さな値幅でもみ合うなと思ったら20銭(Pips)利確とします。
理由は、時間をかけて利益を伸ばすより、トラップの回転を多くして短期間での利益確定を増やし、順張り部隊の原資となる資金を増やした方がいいと思うからです。
とにかくこまめに利確して、順張り部隊員を増やす。
その増やされた順張り部隊員は、さらなる利益を持って帰るでしょう(無事に帰還したとして)。
複利の威力を発揮できるように、バランスを取ることが必要ですね☺